安島農園は、農薬・化学肥料を使用しない、有機栽培の米作りをしています。家業が農家だった安島美光さんは、兼業で農家を継ぎ、56歳で会社を退職してからは専業農家として農業に励んできました。「自分で食べたいもの。家族に食べさせたい農産物を」と、有機栽培に辿り着き、JAS有機栽培米やエコファーマー、GAPの認証も受け、現在は『無肥料』の栽培方法にも挑戦。環境にも体にもやさしい、自然に近い農法を追求し続けています。 　安島さんの米は、美味しいと評判。「稲自身の力を養い、病害虫などに強い稲を育てることが大切」と、土地や気候に合った種を作り、その自種を使って、無農薬、無肥料で栽培しています。仁井田本家の日本酒に使用されている、こだわりの山田錦の栽培も4年を迎え、平成28年の『米・食味分析鑑定コンクール』では、特別優秀賞を受賞した、確かな実績がある有機栽培米です。 「美味しいと言ってもらえることで、もっと良いものを作ろうと励みになります」と息子の淳司さん。昨年4月から安島農園の後継者として、農業の道に転身。頼もしい存在です。こだわりの農法を貫く姿勢、生命力あふれる米の栽培に力を注いでいるお二人です。