大竹卓さんは、新鮮やさい館谷川瀬店で精米の仕事をしながら、昨年5月から農業を始めました。カメラマン、飲食店、工場、介護、農業関係など、様々な仕事を経験した中で「農業が自分に合う」と実感したそうです。生き物全般が好きで、その生体を調べるのも得意だったこと、また自分のやり方やペースで仕事ができるということが要因で、今年5月にはやさい館を退職し、専業で農業を始めることになりました。畑は5反歩と1・7反歩、ハウス1棟。冬はほうれん草やキャベツ、春にかけてスナップエンドウ、レタス、スティックブロッコリー、夏はキュウリ、トマトなど、日々、試行錯誤で栽培しています。 「一人での農業は限度があるけど、直売所は少量でも出荷できる。やさい館で働くうちに、直売所の魅力を知った」という大竹さん。甘くやわらかく育った大竹さんのキャベツは毎日完売。「おいしい」とのお客さまの声が聞けるのも直売所ならではの魅力です。「きれいな野菜を、効率よく沢山作るために機械化していきたい」と大竹さん。これから様々なことに挑戦したいと、笑顔で語ってくれました。