佐原英夫さんは、21歳から農協の職員として働きながら、米農家だった実家の農業を手伝い、長年農業に携わってきました。55歳で早期退職後から、家で食べる分の野菜の栽培を始め、現在は30aの畑で、直売所に出荷する季節の野菜の栽培に励んでいます。山から流れてくる水のせいか、湿気が多く、ぬかるみやすい佐原さんの畑は「作業がしにくいこともある」と言います。根菜類は水はけの良いところに植えるなど、長年の経験を頼りに、野菜が育ちやすい土壌の状態を選び、試行錯誤しながら栽培しています。 　体力を使う農業は「重労働」と佐原さん。天候や気候、その年によって出来が違ったり、大変なことが多い分「収穫する時の喜びも大きい」と、手間をかけて育てた野菜の成長を励みに、農業に取り組んでいます。佐原さんの野菜は、やさい館谷川瀬店といがっぺに出荷しています。今の時期は、キャベツや大根、ネギ、菜花、赤大根などの冬野菜が中心です。ネギ、玉ねぎ、さつまいもなどの苗も出荷していますので、新鮮でおいしい野菜作りにぜひおすすめです。