暮らし情報

酒楽斉 小野屋

「味の記憶」が新しい味をつくるうえで重要です
 酒楽斎小野屋は、和の素材を活かした創作料理を楽しめるお店としてリニューアルし、今年で3年目を迎えます。旬の素材や地魚を使った多彩なメニュー、素材の持つ旨味を引き出す料理の技は男女問わず幅広い年齢層に支持されています。
 小野屋はオーナーの息子さんがシェフとして厨房を任されています。シェフの若い感性でつくりだす創作料理がお客さんを喜ばせ評判の店となりました。リニューアル以前はオーナーが料理をつくるイタリアン中心のお店でした。他所の店で料理人をしていた息子さんをシェフとして呼び戻し、親子で新しい店を始め、現在の小野屋のスタイルになりました。
 小野屋の料理を支えるシェフはイタリアン、和食、中華など多くの経験を積んでいて、料理の質を上げるために新しい味や流行を取り入れることに意欲的です。「素材同士を組み合わせた時の味のイメージは、自分の中にある『味の記憶』が決め手となるんです」とシェフ。イメージの味と実際につくった味が一致した時が嬉しい瞬間だと言います。
 いわきでもシェフと同世代の30代前半の若い飲食店経営者が増えているそうです。「若い世代でいわきを盛り上げていきたい」と力強く語ってくれました。
■福島県いわき市平2丁目36(坂田ビル2F)
■TEL.0246-96-5123
■11:30〜14:30/17:30〜24:00(金・土・祭日前は25:00まで)
■年中無休
■google map


この記事は2008年7月号に掲載されたものです。掲載当時と内容が異なる場合があります。ご了承ください。