暮らし情報

石川ドライクリーニング商会

確かな技術と細やかな心配りで60年
心と信頼をコツコツ積み重ねる

 石川ドライクリーニング商会は昔から手仕上げのふんわりとしたクリーニングが評判です。長年変わらず利用しているお客さん、遠くてもわざわざ訪れてくれるお客さんもいます。
 お店は今年で創業60年を迎え、ご主人は先代からお店を引き継いで20年以上になります。ご主人が初めてアイロンを握った時代は、色々教えてもらうのではなく、先輩の後姿を見て技術を学んでいく、職人色の濃い時代だったと言います。
 『どんな汚れなのか、汚れてからどれほど経ったのか、汚れた時にどのような処理をしたのか』など、汚れの状態や状況を聞いて適切な対応をしてくれます。これまでにクリーニング後のトラブルはほとんど無いとご主人は言います。
 クリーニング店を長い間やっていると、お店に持ち込まれる服も時代によって変化していきます。一つの服に様々な素材が入っているもの、デザインの凝ったものなど複雑なものが増え、服に使われている繊維が変わってきていると言います。中には洗ってはいけない服などもあるそうです。
 「服の内側にあるクリーニング表示タグをチェックして服を購入する人は少ないと思いますが、少し気にしてみるといいですよ」とご主人。汚れはとっさに強く拭いてしまがちですが、『強くこすらない・不用意にいじらない』ほうが、服の繊維を傷めずクリーニングで綺麗に落とせると話してくれました。

支持されるもう一つの理由

 長年支持されているのは、クリーニングの仕上がりが良いから、直接対応するからというだけではありません。ちょっとした服のほつれや破れなどをサービスで直してくれる細やかな心遣いが、お客さんから支持されているもう一つの理由です。
 「大切な衣類だからお客さんはクリーニングをする」とご主人。お客さんとの『顔の見えるやりとり』が信頼を生み、お客さんは安心して頼むことができます。
■いわき市小名浜字吹松2-1
■TEL.0246-92-2855

この記事は2009年3月号に掲載されたものです。掲載当時と内容が異なる場合があります。ご了承ください。